サラダチキンがほったらかしで作れる低温調理器ブーム
筋トレやダイエットをしている人に欠かせない食べ物の1つが、サラダチキン。私も一時期、筋トレを頑張っていたことがありますが、トレーナーさんからしきりに、鶏むね肉を食べるよう指導されました。
昔は、鶏むね肉は加熱調理するとパサパサしておいしくないイメージでしたが、最近はおいしく作れるレシピも増えていますね。その最たるが「低温調理」。たんぱく質は60℃以上の高温下で変性して硬くなってしまうことから、低温でじっくり時間をかけて調理することで、やわらかく仕上げようという調理法です。
でも自分で火加減しながらつくるのは、ちょっと面倒。温度をあげすぎると硬くなるし、低すぎると中まで火が通りきらない可能性も。お肉の生焼けは食中毒を引き起こしかねないので、不安で再加熱した結果、けっきょく硬くなっちゃった…なんて失敗したことがある人も少なくないのではないでしょうか。
そんな面倒な火加減や時間を管理してくれるのが、低温調理器です。材料を入れたら、ほったらかしでおいしいサラダチキンが完成するので、筋トレブームと相まって人気になっているんですね。もちろん低温調理で作れるのはサラダチキンだけではなく、ローストビーフやローストポークも作れるので、日常的に活躍してくれるアイテムなんです。
低温調理器というと、鍋に水を入れ、鍋に取り付けて加熱しつつ温度管理と行うスティックタイプが多いですが、今回使ってみたのは鍋要らずのプリズメイト「サラダチキンメーカーグランデ」。初代モデル「サラダチキンメーカー」は2020年に発売され大ヒットしましたが、その進化版ともいえる商品です。
プリズメイト「サラダチキンメーカー」にスチーム機能が追加
説明が長くなったので、ここからはテンポ良く。
従来モデルとの大きな違いは、サイズが大きくなり、スチーム調理もできるようになったことですね。
2時間ほったらかしで、やわらか〜くおいしく完成!
このサラダチキンメーカーがほかの低温調理器と異なるのは、鍋に直接鶏むね肉を入れるところ。一般的な低温調理器は、下味をつけて寝かせた肉をジップロックのような密閉袋に入れ、水を入れた鍋に入れてじっくり加熱しますが、これは鍋に水と酒、ネギの青い部分、生姜を入れ、その中に塩をすりこんだ鶏肉を入れます。
個人的には、この寝かせる時間が不要な点、そしてほんのり味付けできる点が気に入っています。
操作がシンプルなところもいいですね。サラダチキン、スチーム、炊飯と3つのボタンがあり、それぞれ作りたいモード簡単なところもいいですね。ただ最初は、操作方法とランプの見方をチェックしておく必要がありますが。わかれば全然難しくないです。
サラダチキンを作るモードは、20分、30分、2時間があります。早く作りたいなら20分を選べばOKですが、やわらかく作りたいなら、低温でじっくり加熱する2時間を選びましょう。
こうして待つこと2時間、完成したのがこちらです。
食べてみるとしっとりやわらかく、味もほんのりついていて本当においしい!そのまま食べてもよし、サラダと一緒にドレッシングをかけてもよし、ラーメンの上に乗せてもよし。
ブロッコリー、卵も同時にゆでてアスリート飯に
スチーム機能を使うときは、鍋に水を張った状態で、上に食材を入れたトレイを置き、蒸していきます。サラダチキンを作りながら、同時に蒸し物もできちゃうので、こんな使い方も可能!
これは筋トレしているみなさんが積極的に食べているやつですね。私も何度トレーナーさんから、食べるよう言われたことか…。モードは、Chickenモードで30分でOK。ただし短時間でサラダチキンを作るので、硬くなっちゃいます。あとゆで卵に薄皮が張り付き殻が剥きにくかったので、ゆでる前に卵の殻に小さな穴を開けておくといいのかもしれません。
鍋に水を張り、肉まんも蒸してみましたよ。中までふっくら。フタの間にキッチンペーパーを挟み、水滴が落ちないようにしました。
炊飯はまだやっていないのですが、美味しく炊ける炊飯器があるので、あまり使うことはないかな……。まあ今度試してみます。サイズ的には、キッチン家電の中ではコンパクトなほうで、オーブントースターより一回り小さい感じ。使いやすいのでおすすめですよ♪